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2010年11月19日

多良間島で記録的豪雨!

今日、沖縄の宮古島と石垣島の中間にある多良間島で記録的豪雨がありました。



この多良間島の今日のアメダス表
http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/today-93062.html?groupCode=65&areaCode=219

降水量がピークに達した時間帯の数値は
4時  30.5mm
5時  47.0mm
6時  86.5mm
7時 132.5mm
8時 93.5mm  

午前中に総雨量445.5mm、観測史上最大値を更新しました。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/pre_rct/alltable/preall00.html#a91

この24時間でゆうに多良間島3か月分の雨が降った事になるそうです。
これだけの豪雨があったにも関らず、大きな災害も人的被害もなかったそうです。
多良間島は真っ平で平坦な島、大きな河川も無いことが幸いだったようです。

気象庁では午前中に「大雨と雷に関する沖縄地方気象情報」を第3号まで発表。
http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/111_01_936_20101119112025.html
「先島諸島は、前線の影響で大気の状態が不安定」
とありますが、地上天気図では前線は表記されていません。

多良間島で記録的豪雨!


なので、海上悪天予想図を見ると、ちゃんと表記してありました


多良間島で記録的豪雨!

さらに航空天気図の悪天予想図では雷電、乱気流まで表記されていました。


多良間島で記録的豪雨!

まぁここまで詳細に書かなくても、せめて地上天気図には簡単でいいからちゃんと前線を表記、警告をしていただきたかったですね。


今回の多良間島のような異常気象で思ったのですが、豪雨の時間帯が早朝だったせいもあってメディアが報道したのは雨が小康状態になってから、危険な状況下では全く報道されなかったこと、へんだと思いました。
天気予報、なのですからある程度の予想はできたはず。
なぜいつも単なる状況発表や事後報告、事後分析になってしまうんでしょう?

私はできることなら事前にみなさんにお伝えしたいです。
気象学は人々の生命と財産を守る事が使命。
そのためになにができるのか。
気象予報士を目指す私には課題を多く残した天候でした



Posted by SENRI at 23:25│Comments(0)気象
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